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モノづくりを通じて
独り言を具現化する

INTERVIEW 01 独り言の具現化

 言葉は聞いてくれる人がいるから、表現としての言葉になる。相手がいなければ、言葉はメッセージにはならず、ヒトリゴトで終わってしまいます。音楽も、絵も、芝居も、相手がいるから完成する。僕は子供時代を京都で過ごし、ワクワクした体験や何かを発見すると、その感動を「あのな、あのな」と大人をつかまえて伝える子供でした。町内のおっちゃんが「へー!」とか「そうやったんか!」と興味を持って耳を傾けてくれました。
 相手がいるから表現ができるという関係は、僕たちにとっても言えます。お菓子を待ってくださる方がいるからつくることができるし、お客様の反応は、よりいいものをつくり続けるための原動力になる。お菓子という表現が、お客様と僕たちとの対話を生み出しているのだとも言えます。もし、子供が発見や感動をしたとき、その子の口をついて出てくる言葉を聞いてくれる相手がいれば、子供は自慢したい、共感してもらいたい、びっくりさせたい、褒められたい、そんな気持ちが満たされる。その瞬間、誰かと共有するものを獲得していく。「独り言の具現化」がそこから始まっていきます。hitorigoto株式会社の設立も、僕が溜め込んだアイデア(独り言)を話し、フェリシモ矢崎社長が聞き手となり耳を傾けてくれたところからスタートしました。

INTERVIEW 02 神戸という街への危機感

 兵庫県を何とか元気にしたいという思いが会社設立の根本にあります。京都生まれの僕にとって神戸は憧れの街。しかし、「洋菓子の街」は本当なのだろうか?「港町」だからどうなんでしょう?いろいろな疑問を抱きながら三田で商売してきた私として、これから先の兵庫県が心配。しかし、神戸にはいっぱい魅力的なものがある。みんなが認める神戸の強みをもう1回探して、それを磨き上げて外にPRしていく必要があると感じています。強くすることは、まず感じること、認めること、考えること、伝えること、表現すること、生み出すこと、つなぐこと、をより的確に鮮明にしていくことだと考えています。潜在的な力はありながら、「この街はこうだから仕方がない」と思っている人たちが少なくない。でも、そんな後ろ向きな独り言には誰も共感しないし、聞く耳を持ってもらえない。独り言はポジティブであるべきだし、そこに関わっていくとしたら自由に言い合いながらともに成長していける関係でありたいと思っています。

INTERVIEW 03 独自の独り言を生み出す

 自分の本来の想いや考えである、独り言を生まないとなければなにも始まりません。振返ってみれば、僕がエスコヤマでやってきたことは「独り言の具現化」です。「これ、何かにつかえへんかな」「あんなことができたらおもろそうやな」「お客様を待たせたくないな」そんな独り言を具現化してきた歴史でした。会社を継がなければならない人であれば、父親の独り言を鵜呑みするのでなく、自分独自のものへと創り出していかないといけない。大事なのは、そこの会社の経営者として自分が何をすべきか考えること。そして、熱を伝承させていくことが、経営者として必要です。hitorigotoではクライアントの独り言を我々が聞いて、ときには代わりに呟き、代弁することができます。
 我々は今後、あるときは経営者の独り言に必死に耳を傾ける“町内のおっちゃん”として、またあるときは僕を含むhitorigotoメンバーが究極のお節介焼きになって、共に汗をかきながらモノづくりを通じて企業成長や事業創造に取り組んで参ります。1人でも多くの経営者の独り言を具現化し、兵庫県の活性化に繋げたい。我々「hitorigoto」は、経営者の独り言に耳を傾け、その具現化のために絶対に諦めない姿勢でお節介を焼きます。時にはクライアントよりも熱くなりますが、それはクライアントの喜んでいる姿を見ていっしょになって喜びたいからです。モノづくりを通じて兵庫県を元気にするために全力で邁進する所存です。皆様の御支援と御指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

hitorigoto 株式会社
取締役共同創業者 小山進

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